Wednesday, January 9, 2013

鳩レスキュー


NYC唯一の野鳥リハビリセンターWild Bird Fundで野生生物リハビリテーターとして
野鳥を助けられているkeiさんからコメントをいただき、
このWild Bird Fundについて& keiさんが主に携わっていらっしゃる鳩レスキューに
ついて知りました。

人間の生活態度があまりにもひどいので、日々たくさんの野鳥、野生生物が
傷つけられているそうです。
もし傷ついた野鳥を見つけたときにはWild Bird Fundへ!
適切なケアをしてもらえます。

傷ついた野鳥を見つけたときにそうすることはもちろん、
他にも私たちにできることがあるそうです。

それは縛創を未然に防ぐ、ということですが…

これは人間が落とした糸、紐類、又、人間の髪の毛によって脚を縛られてしまう
ということです。

こういう鳩をレスキューするのは慣れていない人にとっては大変難しいことです。
ただ誰にでもできることが一つだけあります。それは鳥がひっかける前に拾うと
いうことです。

Threading Eyebrowsという糸を使って眉毛を整える商売をご存知でしょうか?
この店の前に糸が落ちている場合があります。あとは、布屋などです。
よく、美容院の近く、前などに束になった髪の毛など落ちています。
その周辺に鳩がいればかなり危ないです。


輪ゴムを人差し指に巻き、もうこれ以上は無理だと思うくらい

できるだけきつく締め付けてみてほしい。

そして、その状態が何ヶ月も続くことを想像してみてほしい。



縛創について詳しくはkeiさんのブログのこちらの記事

足に糸をつけた鳩や片足がない鳩を見かけたことがあったけれど
こういうことだったのか、と。無知って怖い。


このビデオは、CBSテレビでWild Bird Fundが紹介されたときのものですが、
中程で男性が持っている鳩、この子は糸が脚に絡まっていたので8時間もの間
枝にぶら下がっていたそうです。その間、隣でずっとこの子のパートナーが
見守っていたそうです。たまたまこの鳩は助かりましたが、レスキューされなければ
こういう場合苦しみながらゆっくりと死んでいくとのこと。


今回鳩レスキューについて教えていただいて思い出したのは
昔ちょっとの間うちにいたキジバトのキーちゃんのこと。
キーキー鳴いていたのでキー。
中学か高校生のとき、家の下でキジバトの子供を見つけました。
ピロティホールから階段を一段上がったところにうずくまっていたのです。
ちょうど雛から子鳩になったくらいでまだ飛べず、このままだと猫に
食べられてしまうかも、と家に連れ帰りベランダでしばらく保護してました。

今から考えると何の知識もないのに無鉄砲だったなと反省するのですが、
幸いキーは大きくなりある日飛び立って行きました。
そうしてしばらく経ったある日、パートナーを連れてやって来たのです。
これまたしばらくしたら今度は子供達を連れて!
ごはんが欲しかっただけかもしれませんが、
私は家族を紹介する為に来てくれたんだと思っています。

鳩も他の鳥も動物も、みんな感情ある愛おしい生き物です。

何も言わぬ鳥の心となれよ。
その悲しき目を見取るのぞ。獣の悲しき声を聞けよ。
人も獣も草も木も、すべては巡り、この星をつくりておるのぞ。

奢る人の心が、この星をくるわせたのぞ。 日月神示より



8 comments:

  1. ありがとうございます。

    一人でも多くの方に縛創の事実を知ってもらいたいのでブログに書いていただいて本当に嬉しいです。

    人間が及ぼす危害としては、この他に色々ありますが、代表的なのものは鉛中毒です。鉛は人体にも影響しますので、鉛中毒になった鳩が我々に教えてくれています。環境汚染というのは本当に怖ろしいです。

    私と旦那、二人ともリハビリテーターで、私は主に家にいる鳩の看病をしなければいけないので、WBFには旦那のほうがよく行きます。日本人の男性を見かけられましたら家の旦那です。

    本当にありがとうございました。

    これからもブログ楽しみに拝見させていただきます。

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  2. keiさん、
    こちらこそ知らなかったことを教えていただいてとても感謝しています。
    鉛中毒についてもkeiさんのブログで勉強させていただきます。

    ご夫婦でこういった活動に真摯に取り組んでおられるなんて本当に尊敬します。
    辛い現実にもたくさん向き合わないといけないというのは
    大変なエネルギーがいることだと思います。

    私ももっと実のある活動をしていかないと、と
    考えさせられました。

    これからもよろしくお願いいたします。

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  3. 足を切断されてしまっている鳥たち、、、鳩だけでなく、海鳥(かもめなど)でも見かけますよね、、、、、
    無責任な釣り人たちが捨てて行った釣り糸が原因らしいですが、、、
    痛々しい姿です。それでも、がんばって生きている鳥たちは、とても健気に思える。

    無神経な人間が環境を痛めつけ、その結果、罪もない動物たちを傷つけてしまっているんですよね。
    あとどれだけわたし達人間は、環境を破壊し、動物たちを痛めつければ、すべての過ちに気づくのでしょうかね?

    鳩のレスキューはしたことがないのですが、スズメやハチドリ(巣から落ちた雛)を何度かレスキューしたことがありました。
    スズメの命は助けられませんでしたが、ハチドリは元気に巣立ってくれました。
    でも、やっぱり、素人の野鳥のレスキューって難しいですね。

    すばらしい活動のご紹介、ありがとうございます。
    とても勉強になりました。

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  4. Hoshiさん、人間って残酷な生き物ですよね。
    生きている人間ほど怖いものはない、と思う今日この頃です。
    自省しながら生きていこうと思います。

    Hoshiさんも野鳥レスキューされたことあるのですね。
    WBFのような専門の場所があると知ると今後心強いですよね。

    私も今回とても勉強になりました。


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  5. ホント無知って怖いです。人間はどれだけ他の生き物に迷惑をかけながら生きているか・・・・
    よく鳩で足先が無い子を見かけますが、こういうことが原因だったのですね。
    これからゴミが目についたら拾います。教えてくださって有難うございます。
    キーちゃんのお話・・・間違いなく家族を見せにきてくれたのだと思います!

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  6. 思ってもいなかったところで動物を傷つけていたなんてびっくりしました。
    私も今回教えてくださったkeiさんに感謝しています。

    キーのこと、ありがとうございます!きっとそうですよね!!!
    写真撮っておけばよかった。

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  7. はじめまして。
    keiさんのブログからきました^^
    私は日本でレスキューをしています。とはいえ、keiさんとは比較にならないぐらいのレベルですが^^;
    家には飛べない鳩が5羽います。
    そのうちの1羽は両足の指をそれぞれ2本失っています。
    こうして指や足を失う前にレスキューしたいですね。

    たくさんの人にこういった現状を知っていただけるのはとても嬉しいことです。
    私の子どもたちの通学・下校途中、落ちているゴミを拾って帰ってくるようになりました。
    小さな事を続けていくことが大切だと思っています。

    これからも外の鳩や鳥たちを優しく見守っていただけると嬉しいです。

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  8. そらままさん、初めまして。
    コメントありがとうございます!
    ブログ少し拝見しました。

    日本でも鳩レスキューされている方がいらっしゃるんですね!
    おうちの鳩さんたち、かわいいですね。

    ほんとおっしゃる通り、危害を与える前に防ぐに超したことはないですよね。
    お子さんたちも偉い!
    私も見習いたいと思います。

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