教えていただいてからずっと見ていた有名な猫ブログ、
ジュルちゃんはとてもすばらしいご夫妻に救われて、
幸せに暮らせて本当によかったと思います。
でも亡くなったのはすごく悲しい。
日本で飼っていた猫が死んだときのことを思い出しました。
来月で4年になります。
元気だった頃のマオ
ビーガンになったきっかけはいくつかありますが、
そのうちの一つはマオを亡くしたことです。
私がアメリカに来てしばらくしてから病気になり、
看病しに帰って持ち直したと思ったら悪化して、
次は看取りに帰らないといけなくなってしまいました。
そして私が帰るのを待っていてくれたかのように死んでしまいました。
その後ずっと悲しくて、
1年ほど思い出しては泣いてばかりいましたが、(今も泣けてきます)
そのときに、猫1匹死んでこんなに悲しいのに、
なぜ私は平気で牛や豚や鶏を食べているのだろう、と思ったのです。
その肉は辛い怖い思いをして殺された
マオと一緒でかわいい目があって、脚がある同じ動物なのに。
猫と暮らしていると、猫はとても感情豊かで、
こちらの言うこともわかっているし、
そして痛いや辛いということを感じているというのも
痛いほどわかります。
他の動物だって同じです。
自分の猫はかわいいかわいい、そして死んだら悲しい、で
どうして他の動物のことを考えられなかったのか。
牧場で牛や豚を見ればかわいいかわいい、と言っていたのに。
子供の頃、学校の飼育委員で鶏を飼っていたこともあったのに。
その鶏が死んだときは悲しかったのに。
みんな同じ動物なのに。
ある地域で犬肉を食べると聞けば、
ひどいとか信じられない、とか言うけれど、
牛や豚や鶏を食べてるのも一緒じゃない。
勝手に自分たちが線引きをしただけで。
犬や猫、その他動物と暮らしていて、
動物が大好きな人、
その子が亡くなったらとっても悲しいと想像できる人、
実際亡くして悲しい思いをしている人、
でも家畜動物を食べている人は
ちょっとでもいいから私たちのために殺される動物たちのことも
考えてみてほしいなあ。
食べようとしているその肉は、
自分のかわいい犬や猫と同じ
かわいい目をした牛や豚や羊や馬や鶏が
怖い辛い痛い思いをして殺された結果なのです。
と偉そうなことを言っている私も、
2年弱前まではお肉は大好きで食べていました。
肉&卵大好きだった私が今は菜食が大好きです。
だから動物へのやさしい気持ちさえあれば、
誰にでもできると思うのです。
お肉を食べるのを止めようと思っても
食べたくなったときは、
頭の中でこれが自分の犬猫だったらどう思うか、
どんなに悲しいか、
家畜動物たちも同じ、と
想像すると、食べたくない、いや食べれない、
という感情になっていくのではないかな、と思います。
と言いつつ、私のずるいところは
まだ魚介類を完全には止めれていないことです。
魚だって同じ動物なのに。
外食で選択肢がなかったら、
家では月に1回食卓に上がります。
そして猫には魚のフードをあげています。
猫のビーガンフードも売っているけれど、
猫はもともと肉食動物。
こちらの都合で猫にビーガンを強いるのは
なかなかできずにいます。
猫が自分で牛や豚を捕まえるわけはないから、
以前からそういうフードはあげませんでしたが、
チキン系はあげていました。
でも辛くなったので、魚系をあげています。
もし今後自分が100%魚介類を食べることを止めたとしても、
猫と暮らしている限りは完全なビーガンになることはないのでしょう。
だからビーガン、ビーガンと偉そうなことは言えないのだけれど、
でもほんの少しでも辛い思いをする動物たちが減るように、
ビーガンに興味を持ってくれる人を増やしたいのです。