このサンクチュアリには七面鳥や鶏もいて、
七面鳥は自由に敷地内を歩き回っています。
野生には、白い七面鳥はいないそうです。
白いのは人間が作り出した家畜用。
白い方が肉も白くてクリーンなイメージで好まれるらしい。
ここで保護されている雌鶏たちも卵を産みます。
(雌鶏と雄鶏は別々にされていたはず。ですので卵は無精卵のはず。)
ツアーの参加者から、その卵はどうするのか、と質問がありました。
ここで働いている人達は皆ビーガン、卵は食べません。
なんとその卵は茹でて雌鶏たちに食べさせるそうです。
雌鶏たちは、鶏卵場でずーっと卵を産み続けさせられていたため、
カルシウム等が不足しているらしく、
殻ごと卵を食べるのは彼女らにとってとてもいいらしいのです。
雌鶏たちも喜んで食べるそうです。
ここで飼われている犬もお相伴にあずかるそうです。
そしてたまにスタッフの家族でどうしても卵をあきらめられない人にも
その卵を提供することがある、とのこと。
Jennyは、サンクチュアリ エッグが売れればいいのじゃないか、と。
このような保護施設では、鶏たちは本当のケージフリー(放し飼い)で、
のびのびと太陽を浴び、草をついばみ暮らしています。
どうしても卵を、という人は、
このように幸せに暮らしている鶏が産んだ卵を食べる。
なるほどな、と思いました。
鶏卵場の鶏たちは、狭い狭いケージに何羽もぎゅーぎゅーに押し込められ、
昼も夜もわからないところで卵を産み続けさせられます。
ケージフリーと表示がしてある卵も、
本当にケージフリーで暮らしている鶏のものなのか、
ケージフリーだとしてもどれだけの広さ、質の場所が与えられているのか、
きちんとした基準、審査もないといいます。
そして卵を産む能力が落ちたら、殺され安いチキンナゲット用などの
肉にされるそうです。
卵は鶏を殺してないから、と言われることもありますが、
結局は殺されるし、生かされている間の環境は生き地獄です。
Jennyは肉用の家畜の施設もひどいけれど、
卵用の鶏やミルク用の牛の環境は一番ひどいのではないか、
と言っていました。
ここではたった一羽の鶏が天寿を全うしただけでも
こうして心を寄せてもらえます。
「 Brandyをしのんで、毎朝鳴いて時を告げ、私たちの心を目覚めさせてくれました。」
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