Monday, November 7, 2011

もう肉も卵も牛乳もいらない! 2


「目覚め」から最後の部分。 “You are what you eat.”について書かれています。

 典型的なアメリカ式食事法は、人々を動物や自然や自らの健康に対する戦いに駆り立てて
いる。どんな理由でヴィーガンになるのであれ、根底にあるのは同情であり、同情は大きな
変化をもたらす。人となりが食べ物でわかるなら、食べ物を変えることは大きな変化をもたら
すはずだ。多くの人がヴィーガンに転向し、健康を増進している。おそらくこうした健康増進
が、精神的目覚めを伴うことが多いのだろう。こうした目覚めには長い時間がかかることが
あるが、やがては食事法を変える前とは違う自分になっていることに気づくはずである。そし
てこの目覚めは、誰に対しても開かれているものと、私は信じている。
 
 何を食べるかほど大切な選択はない。しかし多くの人は、自分が食べているものと自らの
信条との関係に気づいていない。世の中を良くしようとして教師やソーシャル・ワーカーに
なりながら、日に三度の動物性食品を食べることによってその正反対をなしている人もいる。
コレステロールや飽和脂肪、動物性蛋白質を含む食事を放置したまま痩身計画を立てる人も
いる。

 何を食べればどうなるかを考えるのは、かつては偉大な思想家たちだった。今日では、ほぼ
どんな人でも食品選択の結果を見直せるようになっている。いまや、目覚めの時である。

             『もう肉も卵も牛乳もいらない!』エリック・マーカス著

2 comments:

  1. かわいそうな動物のことを考えるとやりきれなくなります。
    でも、あなたのような方がいると考えると、がんばろうと思います。いつもポジティブなブログをありがとうございます。

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  2. コメントありがとうございます。私もやりきれなくなるときがありますよ。
    動物たちのことを考えれば考える程落ち込みますよね。

    でも私も、このブログを見てくださる方々や同じ気持ちでがんばってらっしゃる方たちがたくさんいると思うと、まだまだ希望はあるはず、と思い直します。

    動物たちを傷つけることなく暮らしていける日が少しでも早く来ますように。

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