Saturday, November 5, 2011

座右の銘もどき

今回 “ベジフェスもどき” をさせていただくにあたって、
心に留めていた言葉が3つあります。


1つ目は日本熊森協会の冊子『くまともりとひと』の最初に書かれてある
マザーテレサの言葉、

「愛は、言葉ではなく、行動である。」

これは熊森協会会長、森山まり子さんが深く同感された言葉として書かれていました。

私がビーガンになったのは動物が好きだから。動物好きと言いつつ動物に苦痛を与え、
食べているのはおかしいと思ったから。そして今度はその好きな動物をほんの少しでも
苦痛から解放するには、自分一人がビーガンでいることに満足せず、少しでも多くの人に
ビーガンについて知ってもらう必要がある思い、たとえ小さな行動でも起こさないことには
意味がない、と今回お話&試食の会をさせていただきました。


2つ目は、Woodstock Farm Animal Sanctuaryの創設者Jennyがツアーの中で
話していた言葉。

「私は人をビーガンに変えることはできない。私にできることは事実を伝えることだけ。
 その人がビーガンになるかならないかはその人が考えて決めること。」

Jennyは、このサンクチュアリを立ち上げる前に、動物愛護団体PETAの為に
家畜場などでの動物のおかれている悲惨な現状をビデオに撮るボランティアをしていました。
その辛い現実を目の当たりにして、この世間から忘れ去られている家畜動物たちの為に
残りの人生を捧げよう、と仕事も捨ててこのサンクチュアリを作った人です。
そこまでしている人ですから、より多くの人にビーガンになってもらいたい、と思う
気持ちは私より何十倍何百倍、それ以上でしょう。それなのにこの言葉。

私は周りの人をビーガンにしよう、とそればかり考えていました。
でもこの言葉で私が人をビーガンに変えることはできないと気づきました。
私ができるのは事実を伝えることだけ。家畜動物の悲惨な現状からビーガン料理がおいしい
ことまで。それを知った人がビーガンになるかならないかはその人次第。
ですから今回お話させていただくときも、感情的になったりせず、
淡々と事実を話すことを目標にしました。


3つ目は、ビーガンスイーツクラスで知り合った方に、今回ベジフェスもどきを
させていただくと伝えた際、大喜びしてくれたのと同時に贈ってもらった言葉。

        " Speak your mind, even if your voice shakes. "
                                    -Maggie Kuhn

     「あなたの思いを話しなさい、たとえ声が震えても。」


私は人をビーガンに変えることはできないけれど、
今まで私が肉や動物性食品を食べることで苦しめてしまった動物たちへのお詫びも込めて、
思いを込めてお話しさせていただいたつもりです。

声は震えていたかな?


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