Monday, May 9, 2011

くまともりとひと


イネイト整体を施術してくださったよし子さんから、『クマともりとひと』という
冊子をいただきました。よし子さんはこの冊子を読まれて熊森協会の活動に賛同され、
5月15日にはNY日系人会中ホールでチャリティーイベントを開催されます。

去年の秋、熊が人里に下りてきて撃ち殺されるというニュースが相次ぎ、
いたたまれない気持ちでいっぱいになりました。
ただ、おなかを空かして人のいるところまで下りてきて殺される、かわいそう。
そうは思っていたけれど、その背景にある大きな問題、熊の習性、熊そして森を守ろうと
してきた人達の活動などを知ろうとしたことはありませんでした。
この冊子にはこれらのことが分かりやすく書かれてあります。

冊子によると、

熊は本来、森の奥にひとりでひっそりと棲んでおり、見かけと正反対で大変臆病。
99%ベジタリアンで、肉食を1%するといっても、昆虫やサワガニくらい。人を襲う
習性などまったくないということです。

とのことです。なんだか親しみが湧いてきました。


熊森協会は、熊だけを保護しようとしているのではありません。
動物たちが棲む森、日本の自然を守っていこうとされています。

クマだけの保護団体にするつもりはないのに、会の名前に熊の一字を入れたのは、
クマの棲む森が一番豊かであるとわかったので、そういう一級の森を残してやろうと
思ったのと、最大獣であるクマの生き残れる自然環境を保全することに成功すれば、
それ以下のこまごまとした獣、鳥、魚、虫など全生物が自動的に生き残れることを知って、
クマをシンボルにしようと思ったからです。(冊子より)

動物そして動物たちが住む森を守っていこうとすることは、結局は自分たち
人間をも守ることにもなると分かりました。
これからの日本が少しでも動物たちにとって、そして人間にとって棲みやすい
場所に戻っていくことができますように。

素敵な冊子をありがとうございました。

5月15日のイベントに参加されると、この冊子『クマともりとひと』が
プレゼントされるそうですよ。

くまの棲む、奇跡の森を次世代へ
チャリティーワークショップ&上映会

日時: 5月15日(日) 2:00pm~5:00pm
参加費: $15(東北応援くまもり基金へ寄付)
会場: NY日系人会中ホール 15W44th st 11th floor, NYC

2 comments:

  1. 熊については、日本では悪者扱いされることが多いです。
    でもこうして勉強すると、本来の習性はおとなしく、生態系にとっても本当に大切な存在で、多くの人に理解されていない悲しさがあるのですよね。
    私もこの協会の会員になってます。
    この本は読みやすく、図なども分かりやすくて、とても素晴らしいですよね!
    私も大量買いして、多くの人に広めてます^^

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  2. 実は、よし子さんと熊森協会の話になったときに、どんぐり集めのお話等を書かれていたyukiさんのブログのことを話して、そうそう、それそれ!となりこの冊子いただきました。yukiさんのおかげですね。

    私もよし子さんから冊子を譲っていただいて少しずつ配り始めています。私も早く会員の申し込みしないと!

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