私は動物愛護のためにビーガンになりました。
自分の健康のためにではありませんでしたが、
ビーガンレシピ等を探していく中で、
マクロビオティックのことを知り、興味も持って、
本も何冊か買ってみたりしました。
その中でこの本は特にお気に入りです。
玄米クリームもここに載っているレシピで作りました。
レシピもおいしいし、
それ以外の書かれていることもマクロビ云々だけではなくて
生きて行く上で大事なことばかりだと思います。
ただ、あくまでこの本はマクロビオティック(それも厳格でない)であって、
ビーガン本ではないので、
1冊目の『ハッピー〜』にはバターが少量、
2冊目の『らくらく〜』には有精卵やゼラチンが使われているレシピも載っています。
その点については動物愛護のビーガンとしては残念ですが、
本の中には命の尊さについて書かれている箇所もあります。
アイガモ農法から知る命の尊さ
農薬を使う代わりに、アイガモに雑草を食べさせて米を育てるアイガモ農法というものが
あります。そして、稲刈りが終わる秋には、用がなくなったアイガモを食べるのです。まず、
アイガモを捕まえて首を切り、血を抜かなければなりません。一度では首を切れず、何度も
ナタを振り下ろします。その様子を見守る皆の口からは悲鳴がもれます。そこまでして、
最後に食べられるのはほんの一部分です。このような、食べるためにひとつの命を
奪うという大変な作業を経験すると、「もも肉2枚パック」とは、ニワトリ1羽の命
だということに気づくでしょう。こういう経験とは縁遠い現代の私たちは、
食べるということが他の命をいただくことだと実感できないのです。
『ハッピーマクロビオティック』(岡田恭子 著)
アイガモ農法のアイガモ、殺されてしまうんですね。
テレビでは、アイガモが田んぼの中を動き回っている
かわいい映像しか見たことがなかったのでショックでした。
全てがこのようにされるのかはわからないですが、冬を越して
また来春からも同じアイガモたちにがんばってもらうことはできないのかな。
なにはともあれ、この本おすすめです。
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