Friday, April 20, 2012

逃げ出した牛



屠殺場から逃げ出した牛が家畜動物の保護施設Woodstock Animal Sanctuary
救出&保護され、今では幸せに暮らしているそうです。

先日届いたニュースレター(4.14.12)より。

〜2日前、1歳に満たない子牛がニュージャージー、パターソンにある屠殺場から逃げ
出しました。この子牛は、故意に体当たりしてきたSUVを含めた10台の車列や
捕獲するための麻酔銃を装備した警察から逃れる為にパサイック川を渡りました。
地元メディアの注目を浴びた屠殺場のオーナーは、その子牛を殺さずに“ファーム”に
連れて行くことを申し出ました。おや、こんな話は以前どこかで聞いたことがあるよ
うな!この近辺在住のとても精力的なボランティアと一緒に、私たちはその子牛の足取
りを追ったところーーなんともやはり、その子牛は別の屠殺場にこっそり連れて行かれて
いたのです。私たちは子牛の解放を確保し、治療をうけさせ、そしてWoodstock Sanctuaryに
連れてくることができました。今この子牛は番号ではなく、“Mike.Jr.”(救出者の名前にち
なんで)という名前を付けられています。このハンサムな子牛は、初めての自由を満喫
しています。そしてこちらも屠殺場から逃げ出してきた仲間Kayliにも会いました。

Hanging with Kayli 

多くの人が私は動物好き、と言います。そんな中でもあなたはその中に家畜動物を含め
ている点でとってもユニーク。より多くの人々が肉なしの食事を選ぶようになってきて
います。なぜならそれは、家畜動物たちも犬や猫と同じように感覚や感情をもった動物
だという認識が広まってきているからです。それに加えて、植物性の食事のたくさんの
利点や食事を切り替えることによって産み出される変化についても気づかれ始めています〜

Beatrice the turkey and volunteer Shannon say "hi"


今回大活躍のボランティアのMikeとはこの人
以前サンクチュアリに行ったときにお会いしたことがあるのでなんだかうれしいです。

Taking  a stroll

それにしてもよかったねえ!これからはずっと幸せにね!


サンクチュアリではいつも寄付を募っています。
家畜動物が何億と屠殺されている中で、一頭、一匹、一羽を救出保護することは
そこだけ見るともしかしたらほとんど意味がないのかもしれない。でもその一頭から
感じ、学べること、そして影響を受ける人の数は無限大だと思うのです。

以前コメントで教えていただいた牛の作文。
こんな思いをしないといけない動物たちが少しでも減りますように。


牛の作文(1)
こんにちわ。私はもと、牛だったのです。

日本のある牧場で生まれました。
産まれて5日目のこと、
かあさんと一緒にいた場所から遠く離れた
暗い木の檻の中へ移されて、もうかあさんの乳は飲めなくなりました。

母さんは毎日、毎日大量の乳をしぼられます。
わたしを産んですぐに人工授精させられたのです。

そして、わたしにはおかあさんの乳首からではなく、
バケツから肉や骨の匂いのした乳をあたえられました。

わたしには弟がいたのですが、
産まれて1週間でいなくなりました。
おとこのこは、仔牛のうちに殺されるそうです。

そのうちかあさんも、いなくなりました。
乳が出にくくなったのです。まだ3歳でした。

母さんが殺されて、何の用途に使われたのかはわかりませんが、
ここにいるほかの牛たちも、いずれ殺されるんだということが
なんとなく、雰囲気でつかめました。
そういう運命なんだようです。


そしていずれわたしも殺されるようなんです。
お願い!たすけて。死にたくない。

生きているという事は、どういうことなの?
わたしたちは天寿をまっとうする資格なんてないの?

仲間の牛にはへんな動きをする牛もいます。
同じ所を何度も見たり振り返ったりまた見たり・・。
日が暮れても機械のように動いてる。
狂ったのかもしれません。

人工授精させられる牛



いつも突然、何頭かの仲間たちが連れて行かれます。
そして二度とここ(牧場)へは戻ってきません。

連れて行かれる仲間は、突然その日に決まります。
だからお別れを言う間もないのです。

ロープで引っ張っていかれる仲間たちは、殺されることを知っているので、
動こうとしません。

でも、何度も何度もたたかれて、
どんなに抵抗してもトラックにのせられます。
いつもその悲鳴を聞いていて、恐怖におびえる毎日です。

屠殺場へ連れて行かれる牛(クリックで拡大)



私達はいつも運動不足です。
日光にあたる機会もなく、歩き回る事すらできません。
ある日、太りすぎた仲間が、体重をささえきれなくなって
とうとう立てなくなってしまいました。

骨折したんだと思います。
そして、すぐ屠殺(とさつ)場で殺されました。

骨折した牛はもう、人間の食用にはなれないそうで、
医者にも見せず、骨折しただけで 殺され、
ペットフード用の肉になりました。

* * * * *

いよいよ、わたしにその日がきました。
あの、血のにおいのする小屋へ行くことになりました。

覚悟は、全然できていませんでした。
ただ、ただ、悲しかった。

目から涙があふれ、
この世に思い残すことがいっぱいです。

死にたくない!
私は、まだ若いのです。

お願い!だれか助けて!!
納得のいかないまま、小屋に入りました。

初めて見る小屋の中には
いろんな機械がいっぱい置いてありました。

片足を鉄の輪で固定され、
逆さ釣りにされました。

痛い!ものすごく痛い!!
想像できますか?この痛み!!

体重が一本の足首にかかり、骨が脱臼し激痛が走ります。

この人間達は、これから殺す動物に慈悲の心はありません。
最後まで鬼のようなこの人間たち!

恐怖と恨みで涙がいっぱいになりました。

首のあたりにナイフを入れられて
血がだんだんと下に落ちていく。

数時間のうちに私のからだはばらばらに解体されていきました。

私は死にました。
でも、魂はちゃんとその光景を見ていました。

私の体・・。
何人の人間たちが食べるの?

私は人間を襲ったり食べたりしたことないのに、
私は人間に食べられる。

私と人間との間に、
どんなちがいがあるのだというの?



4 comments:

  1. 牛ちゃん・・・・良かった良かった。
    この記事を読んだ人の殆どはそう思うでしょう。
    でも、ステーキを食べる。何も考えず・・・・
    牛は逃げる必要があったのか
    しっかりと考えてほしいものです。

    牛さんの作文・・・前に読みました。
    一人でも多くの人に読んでもらい現実を知ってほしいです。
    そして小学校の授業でも・・・
    牛は食べ物ではなく生き物なんですよ。
    食べられる為に生まれてきたとかスピリチュカウンセラー江○さんは言ってましたけどね。
    そんなバカな。もし本当に生き物の魂からメッセージが受けとる事が出来るのであればそんな事言わないというか言えないはず。その後、他の番組でお肉が大好き!とか言って行き付けのステーキハウスを紹介してました。それを観て呆れましたよ~

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  2. ほんとニュースで見た人は、めでたしめでたし、って思うんでしょうね。
    ハンバーガーを食べながら・・・。

    それにしてもあの方、そんなこと言ってたんですか?
    胡散臭いなとはおもっていたけれど、私もビーガンでないスピリチュアルな人は信じません。
    百歩譲ってもし食べられる為に産まれてきたのだとして、他の人が平気で食べていたとしても、
    食べないのが本当のそういう人たちじゃないのかな。
    お肉からでも恐怖や悲しさの波動を感じる人がいるらしいですが、
    そちらの方が本物だと思います。

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  3. ですよね・・・・
    あと一緒に出演されていた自称「天草四郎」と「観音様」の生まれ変わりさんは暑いスタジオでも毛皮を着てスマした顔でスピリチュアルだのなんだの語るし・・・・(汗)
    牛や豚だって私たちが大切に飼っている犬や猫と同じ喜怒哀楽があり殺される時の恐怖は想像を絶すると思います。
    毛皮にされる動物の苦しみ・・・
    育った環境、与えられてきた餌・・・・
    そんな事を全く知らないのか興味が無いのか、知らなくても
    伝わってこないのか・・・
    ほんと不思議

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  4. 真っ白なフワフワの毛皮とかね、、、
    大体テレビでちやほやされている時点でちがうんでしょうね。
    テレビも噓ばっかりですものね。

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