Thursday, July 21, 2011

Woodstock Farm Animal Sanctuary うし編


このサンクチュアリには、仔牛肉になる運命から助け出された
今回はつい1週間前にサンクチュアリに着いたばかりの肉牛種のメス牛、
Kayliにも会うことができました。


Kayliはなんと自ら屠殺場から逃げ出した牛なのです!
新聞やニュースにも載ったらしいです。

以下サンクチュアリのサイトより。
「6月18日:Kayliは生きた家畜が売られている市場の収容小屋に入れられようとしていました。そこでは山羊や羊、鶏や他の動物たちが死を待つだけの場所です。この市場はイスラムの消費者たちに応ずるハラル屠殺場ですが、このような“live kill”市場は都市部では普通にあり、
さまざまな文化を持つ人達に肉が売られています。そこでKayliは隙を狙って、
そして逃げたのです。安全な場所を求めて1時間近くも道を走り続けました。
このようなことを他の誰ができたでしょうか。
しかし悲しいことに警察に捕まり、恐怖でいっぱいの死を待つしかない他の動物たちの
いる同じ小屋に戻されていまいました。

Kayli at the slaughterhouse

動物愛護活動家でフィラデルフィアで弁護士をしているマリアーナは、牛が生き延びるために
命がけで逃げ出した話を聞き、助けたいと思いました。彼女はその屠殺場に行き、
Kayliの命を助けてくれるよう願い出ました。その希望がみえたとき、彼女は
安心したかもしれません。というのもWoodstock Farm Animal Sanctuaryの ファーム
マネージャーがサンクチュアリの馬用トレーラーをボランティアの2人と4時間かけて
(Kayliを助け出す為)持っていったのです。しかし、報道機関や
他の動物愛護活動家たちが到着したとき、屠殺場の従業員たちは怖じ気づき、
Kayliを解放することを拒絶しました。そしてドアに鍵をかけてしまい、その前提が放置
されてしまいました。

動物愛護主張者であり、サンクチュアリの親密な支持者でもあるエリッサは、
アメリカーイスラム関連団体の議会に連絡をとり、仲介役をしてくれるように頼みました。
議会の事務局長は彼女の懇願を聞き、助けに乗り出しました。(ペンシルバニア)州の
役人たちと屠殺場のオーナー(当時国外にいた)の一日かけての交渉の後、このまだ若い
白いメス牛のWoodstock Farm Animal Sanctuaryへの解放が承認されたのです。
さらに言えば、Kayliはペンシルバニア知事と州の農務省によって公式に“恩赦”を
受けたのです。そしてそれは、動物は屠殺場に到着後10日以内に殺されねばならない、
という法律を覆したものでした。(“恩赦”という言葉をここで使うのはおかしいのですが。
なぜならKayliは悪いことをしたわけではないから。ただ自分の命を守りたかった
だけなのです。)」

「7月11日更新:Kayliはペンシルバニアから我々のニューヨークにあるサンクチュアリに
移動する前に、2週間の強制検疫隔離期間を過ごしました。そして7月11日、Kayliは
到着し、喜びと涙とで歓迎するスタッフやボランティア、友人たちに出迎えられました。


ここ、Woodstock Farm Animal SanctuaryでKayliは苦痛がなく、心配のない、そして彼女の命を価値あるものと考える愛情に満ちた人々に囲まれて残りの人(牛)生を過ごします。
ここでは私たち人間のにではなく、私たちとに。」

Jennyがツアーの際、こう話していました。
「人はこういう出来事があると、この牛は賢い!この牛は自分にこれから起こることが
わかって逃げ出した。この牛は、、、と言う。確かにKayliは多くの牛を代表した
私たち人間への使者かもしれないけれど、どの牛だってどんな動物だって、
これから自分の身に起こる恐ろしいことを感じるし、
殺されることなく、生き延びて楽しく暮らしたいと思っている。」

Kayliがサンクチュアリに到着したときの映像です。
涙なしでは見れませんでした。嬉し涙ですけどね。


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