Monday, April 4, 2011

@入国審査


日本でこちらでは買えないビーガンの食材等いろいろ買って持って帰ってきました。

私はアメリカに来て初めて日本に一時帰国し戻ってきた際に、
アメリカでの入国審査の後の検疫検査でたまたまスーツケースを開ける検査対象に
選ばれてしまい、そのときインスタントの顆粒鶏ガラスープが没収され、
(肉類持ち込み禁止なので)
それ以来データが残っているのか日本に行って戻ってくると、
入国審査の時点で検疫申告書に印をつけられ、検疫ゲートを通るときに
横に呼ばれてスーツケースを開けて、、が定番になっていたのです。

でもビーガンになって2年、もう頼まれても肉類、肉エキスなどが入った食品は
自分のスーツケースに入れるわけがありません。
それでも去年もいままでと同様に、横に呼ばれたのです。
そのときは、スーツケースを開ける前に、「肉入ってる?」と聞かれ、
私はベジタリアンなので入れてません、と答えると、
あっさりと通してくれました。

今回はどうなることやら、と思っていると、
入国審査のカウンターで、「どんな食品持ち込んでるの?」と訊かれたので、
「麺類とか、乾物とか、、」と答えると「どんな麺、どんな乾物、肉は?」といつもの質問。
「私はveganなので動物性の食品はもっていません」と答えると、「veganって何?」。
入国場所はサンフランシスコ、東海岸より西海岸の方がこういうことって進んでいると
思っていて、誰でも知っているんだろうなあ、と思っていたけれど、知らない人もいるんだ、
と思いながら、「veganは厳格なベジタリアンのことです」、と説明すると、
係官は、「ふ〜ん、じゃあヌードルのスープとかは何で作られてるの?」とか、
「たんぱく質はどうやって摂ってるの?」と、興味があるからというよりは、
私が噓をついていないか確かめている、というように無表情のまま訊いてきました。
が、おかげさまでこれらの質問は訊かれ慣れているので、英語は下手でも内容は
淀みなく答えられました。

しかし、続く指紋採取の際になかなか上手く取れず、「ナーバスになるな」や
「リラックスして」と言われ、もしやこの係官、私が噓言ってるから指から冷や汗が出てる、
と思っていたらどうしよう、私がナーバスなのは訊かれた内容ではなく、
英語を喋らないといけないからなのに、、、などと思っていたら、
例の検疫申告書に赤ペンでシャッと印をつけてパスポートと共に返されました。
あ〜あ、これはまた開封チェック要のサインに違いない、また時間がかかるなあ、
乗り継ぎ便に間に合うかなあ、と落ち込みながら検疫官に申告書を渡すと、
それをちらっと見てOK!の一言で通してくれたのです。
あのシャッと書かれたサインはOKのサインだったんだ。

あの係官、私の話を信用してくれたんだ(って事実を話したまでですが)。
たとえデータとして私が以前肉類を持ち込もうとしたことが残っていても(推測)、
今ビーガンであることを優先してくれたんだわ、
あんなに無愛想で怖い感じだったのに、実はいい人、とうれしくなりました。
そしてveganという言葉がこれからも彼の頭の中に残ってくれたらもっとうれしいなあ。
なんならもっと説明すれば良かった、理由や意義なども。

そんなこんなで乗り継ぎ便にも十分すぎるくらい余裕を持って間に合い、
NYまで帰ってこれたのでした。


上の材料を使ってのお好み焼き。
水とキャベツを混ぜるだけの卵なしのお好み焼き粉です。
キャベツ+こんにゃく、エリンギ、葱、刻み板麩を甘辛く煮たものとコーンを
生地に混ぜて焼きました。
この米粉のお好み焼き粉、味は以前材料を真似て自分で作ってみたのですが、
それに結構似ていました。
もうちょっとふんわりできるともっといいんだけどなあ。焼き方がよくないのかな。
まだ粉があるのでまたチャレンジします。

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