Thursday, July 28, 2011

日月神示 完全ガイド&ナビゲーション 5


 ○ 肉食をしている限りメグリは解消しない

 (前略)

 大本教の創始者である出口王仁三郎は、大正九年一月十六日、食制改革について次の
ように述べている。

 「 肉食のみを滋養物として、皇国(日本)固有の穀菜を度外する人間の性情は、日に
  月に残酷性を帯び来たり、しまいには生物一般に対する愛情を失い、利己主義となり、
  且つ獣欲ますます旺盛となり、不倫・不道徳の人非人(人でなし)となってしまうので
  ある。虎や狼や獅子などの獰猛なるは、常に動物を常食とするからである。牛馬や
  象の如くに体躯は巨大なりといえども極めて温順なるは、生物を食わず、草食または
  穀食の影響である。故に肉食する人間の心情は、無慈悲にして世人は死のうが倒れ
  ようが凍えておろうが、そんなことには毫末(わずか)も介意せない、只々自分のみ
  の都合を計り、食、色のほか、天理も人道も弁知せないようになってしまうのである。
   こういう人間が日に月に殖えれば殖えるほど、世界は一方に不平・不満を抱くもの
  が出来て、ついには種々喧しき問題が一度に湧いてくるのである。為政者たるものは
  宜しく下情に通ずるを以て急務とし、万般の施設はこれを骨子として具体化して進ま
  ねばならぬのである。・・・・・まず何よりも国祖神諭に示させ給える如く第一に
  肉食を廃し、身魂を浄めて神に接する道を開くを以て、社会改良の第一義とせねば
  ならぬ」

 このように、王仁三郎も、肉食を廃し、穀菜食を取り入れることが、社会を改革する上
での最重要課題であることを明確に訴えているのである。
 肉食を常食としている限り、メグリは解消しない。殺した動物の屍骸(どんなに上手に
調理しようと屍骸は屍骸である)を体の中に摂り込むということは、メグリを食べている
ことになる。メグリが血肉となっていくわけである。
 メグリが体の中にあれば、必然的にメグリを呼び込む。これが不幸現象を生じさせる
大きな要因となっている。病気、事故、怪我、不和、争い、戦争・・・・・・すべて、
このメグリのなせる産物である。地上界からこれら一切の不幸現象をなくしたいと思うの
ならば、人類社会がおしなべて、肉食を廃すること以外にはありえない。
 そして今、世界のトレンドは着実に「脱・肉食文明」への方向に向かって動き出したの
であり、その潮流に「乗れる者」と「乗れない者」ー すなわち「神」と「獣」の二つに
ハッキリと分かれ始めているのである。

『日月神示 完全ガイド&ナビゲーション』 中矢伸一 徳間書店

4 comments:

  1. 本の内容は、お肉好きの方には理解できないでしょうね。
    うちの旦那さんは、お肉が好きです。
    動物も好きで思いやりもありますが、肉食をやめれません。
    殺される牛や豚さんの話を私がすると「やめて」と言って聞こうとしませんよ~。で「何で食べるの?可哀想と思わないの?」と聞くのですがやめれないみたいです。人が何を言おうが本人が心のから牛や豚も同じ生き物で喜怒哀楽がある事を理解しない限り、断てないのでしょう。
    私がお肉を食べなくなったのは、いろいろな情報からです。牛が大型トラックに沢山乗せられて食肉工場に次から次へと運び込まれていく映像、運び込まれてからの虐待行為、そして殺される。
    そういうのを見たら食べれなくなりました。
    そういう事実を知らない方はいっぱいおられると思いますので諦めないで情報を流すのは、とっても大切なことだと思います。

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  2. ドナドナの歌を聞くと涙が出ますね。

    旦那さんもいつか突然変わられるかも。
    動物好きで、家畜動物の現実の話も少しずつ聞いてはると、このまま肉を食べ続けることがとても辛くなるときが来ると思います。
    その日が少しでも早く来るといいですね!

    私も諦めずに少しでも情報流し続けようと思います。
    ただ私の場合、ネチネチと嫌みっぽく押し付けがましくなるのが問題。
    上手なプレゼン方法身につけたいなあ。

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  3. ドナドナ...悲しいですよね。
    旦那さん、そう願いたいです。

    ネチネチ!?違いますよ~
    私はこういう問題を語ると熱くなってしまい攻撃的になってしまいますが、こちらのブログは、押し付けがましくなく、いつも優しく諭すでもなく、さらりと嫌味なく、書かれているのに、感心していました。
    なかなかブログを読んで「じゃ~私もビーガンになります!」とおっしゃって下さる方はいないと思いますが、こうやって、いろんな情報を提供されているのは立派だと思います。
    これからも楽しみに読ませて頂きますので、宜しくお願い致します☆

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  4. 過分に褒めていただいてありがとうございます。

    さらりと嫌味なく、、、でも本当のところは、私はあほなので深く掘り下げて考えたり書いたりすることができないだけなのです。ただそれだけ。

    というわけで薄っぺらいブログではありますが、こちらこそこれからもよろしくお願いいたします。

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