Tuesday, July 19, 2011

Turquoise Barn


ベジタリアン(ほぼビーガン)B&B(Bed&Breakfast 民宿みたいなの)、
Turquoise Barnに泊まってきました。NY州のCatskillエリアにあります。
オーナーのカップルは、10年ほど前にNYC からこちらに引っ越ししてきて、
B&Bは始めてまだ2シーズン目だそうです。


部屋に飾られていた花。


部屋から見える景色。ここの敷地です。 

2部屋あるのですが、私が泊まったのはMoss Room。
とても居心地がいい部屋でした。
ドアの奥はバスルーム、バスタブはなくシャワーのみ。
石けん、シャンプー等はありません。
ドライヤーも必要な方は持参を。


猫は4匹飼われているそうで、みんな外猫で自由気ままに過ごしています。


鶏もいて、こちらも自由に暮らしています。
卵料理希望のお客さんにはこの鶏の卵を使うそうです。
猫が襲わないのか心配したのですが、そんなことは全くなく、
却って鶏の方が猫を追いかけたりするそう。


朝ご飯は豆腐スクランブルと裏にある畑で採れたばかりの野菜のサラダ、
ディハイドレーターで作られたタマネギやいろいろなシードが入ったブレッド。
どれもおいしかったですが、生のシュガーピー(スナップエンドウ)の甘いこと!
料理を作ってくれたミシェルは、ローフードにもとても詳しく、
希望を出せば全てローフードの朝食にもしてくれます。
私はビーガンでお願いしたのですが(通常ビーガン朝食)、
このドレッシングには蜂蜜が入っています。
蜂を粗末に扱わない地元の養蜂家のものということです。
ビーガンの人は蜂蜜も避けることが多いので、
事前にOKかどうかなどはきちんと訊いてくれます。
蜂蜜も食べない場合にはもちろん代わりのものにしてくれます。
このドレッシングがとてもおいしいので、
蜂蜜がOKなら是非試してもらいたくて、とのことでした。

ちなみに私は自分から蜂蜜は買いません。
でも外ではいまのところ柔軟にしています。


蜂蜜花粉入りスムージー。
こちらも蜂蜜花粉が入ってもいいか、と事前に訊いてくれました。
Bee Pollen?何それ?と思ったのですが、ローフードでは有名なのかな?

帰ってから調べてみると、
「蜂蜜花粉はミツバチが花粉を酵素で固めて巣に持ち帰ったもので、酵素、たんぱく質、
ビタミンB群、C, E, ミネラルを豊富に含み、生殖能力を高め、血中のコレステロールを下げるといわれています。 まさにスーパーフード!」

ミシェルはもともと健康の為にベジタリアンになり、ローフードにも一時期厳格に
取り組んだそうです。今はベジタリアン、ビーガン、ローフードいいところを
それぞれ柔軟に取り入れているとのこと。とはいえミルク、乳製品は摂りません。
ベジタリアンになった頃は、なぜビーガンの人たちがミルクも摂らないのか不思議
だったそうですが、あるとき山羊のいる農場に行って気づいたそう。
お母さん山羊と離された子やぎたちがずっと鳴き続けていたそうです。
子やぎたちはお母さん山羊からお乳を飲むことができず、人工的な粉ミルクを飲まされ、
子やぎたちが飲むべきお乳を人間達が奪っている。
こんなことは正しいことではない、と。
ミシェルには小学生の息子さんがいるのですが、自分に子供ができて授乳をして
より一層その思いを強くしたとのこと。

のんびりした景色の中、安心していただける朝食。
アメリカといえどもベジタリアン、ビーガンの宿泊施設はめずらしくとても貴重です。
これからも末永く素敵なB&Bであり続けて欲しいです。


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