Monday, August 1, 2011

ついに始まった大禊祓い 日月神示 2


 ○ 動物たちを殺傷して平気でいられる社会

 「だって可哀想でしょう」と言っただけで、あの男の子たちは気づいた。
 “そうなんだ、肉を食べることは、動物を殺して食べることで、それは可哀想なことなんだ”
と素直に考えたのである。栄養的にどうのとか、動物性たんぱく質がどうのという話は、私は
していない。
 
 (中略)

 金儲けの手段として生ませられ、劣悪な環境の中で飼育され、最後には殺される。動物たち
からすれば、たまったものではあるまい。
 いったい、人間は“いのち”というのもを何と考えているのか。本来、ヒトに近い生き物で
ある彼らを「経済動物」と呼び、金になるモノとしか見ない人間たちー。
 皮を剥がされて首や足を落とされて一頭一頭吊るされた肉塊の並ぶ卸売市場の様子や、
大量の鶏を生きたまま焼却処分にする様子がテレビで繰り返し映し出される。こうした生々
しい映像を見て、子供たちはどう思うのだろうか。
 昔のNHKスペシャルでやっていたことだが、東京都下のある市で、やはり小学校二、三
年生くらいの子供たちのクラスを受け持つ“名物教師”をレポートしていた。この女性教諭は、
年に一回必ず、精肉工場から解体されたばかりの豚のバラバラ死体を教室に運び込んできて、
それをそのまま子供たちに見せるという授業をやるという。そのシーンを放映していた。
 教諭が豚の鼻をつかみ、生首を持ち上げると、いっせいに子供たちから悲鳴が上がった。
あまりに恐ろしく、凄惨で、おぞましい光景に子供たちは全員ショックを受けているよう
だった。
 そしてその後、名物教師の指導のもと、参観に来ていた母親たちと一緒に、この豚の死骸を
使って“手作りソーセージ教室”をやるのだ!
 なぜこんなことをわざわざ授業でやるのか。それは、私たち人間はこうして動物たちの
大切な命を頂いているのだということを目の当たりにさせ、食べ物を無駄にしないように
しようと教えることが目的であった。飽食の時代に警鐘を鳴らす教育現場での一つの試み
ということで、番組で取材されていた。
 この授業の終了後、感想を聞かれたある男の子は、「豚には可哀想だけど、ボクたちも
(肉を)食べなければ生きていけないから・・・・・」と言っていた。
 まったく逆のことを教えている。私はもう二十年近くも牛・豚・羊・鶏などの肉類を
いっさい食べていないが、普通に食べていたそれ以前よりも健康だ。むしろ肉は食べなくても
私たちは立派に生きていけるということを、そういう試みの中でこそ教えるべきではないか。
 肉食は健康にも悪いばかりか、地球環境にも重大な影響を及ぼしていることを、子供たち
にわかりやすい言葉と表現で教えれば、この授業をきっかけに肉を食べるのをやめる子も多い
だろう。母親たちも、あえて肉を食事に盛り込むことは控えるだろう。
 スーパーなどに食肉食品として陳列されてしまうと想像もつかないが、牛豚の処理の仕方
も私の感覚からすれば極めて残酷なもののように思える。
 牛の場合は、まず「電撃銃」で眉間を撃って気絶させる。次に針金を差し込んで脳細胞を
破壊してから首を切り、放血させる。この時点で牛は死んでいない。心停止が起きてしま
うと、血液の循環が止まって放血ができなくなるからである。牛は数も少ないし暴れると
大変だということで気絶してから放血するそうだが、豚は数が多いので気絶すらさせないと
いう。殺されるときはものすごい叫び声をあげるそうだ。 (つづく)

6 comments:

  1. こんにちは!
    豚さんはギロチンだそうです。
    絶対に食べれない・・・
    よく「食べられる為に生まれてきた」とか「いただきます」と
    言えば良いとか、もっともらしく述べる方がおられますが
    それは自分が食べるため(食べたいという欲求)の言い訳だと思います。
    自分が豚や牛の立場で、そんな言い訳(?)に納得いくでしょうか?ほんと、可哀想。

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  2. こんにちは!コメントありがとうございます。

    子供の頃、「食べてくれないって豚さんが泣いてるよ」とか言われて育った気が、、、。食べ残そうとしたときの話ですが。
    その以前に、泣くにも泣けないひどい状況になっとるねん!という話ですよね。今ならそう思うのですが、その当時はというかビーガンになるまでは、ちゃんと食べたら豚さんが喜ぶと思っていました。浅はかでした。

    本当に、なぜ肉、動物性食品なしで(なしの方が)立派に生きていけると教えないんでしょうね。大人(教師)がマインドコントロールされているから無理な相談なのかな。

    ほんと可哀想。

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  3. こんにちは!こちらこそ、お返事を有難うございます。
    お肉を食べる事は常識とされているんでしょうね。
    思い出したのですが、日本の映画で、ご存知かも知れませんが
    小学校の教師がクラスに子豚を連れてきて、みんなで、お世話をして可愛がり飼っていたのですが、その豚は当然ながら、だんだん大きくなりクラスでその大きくなった豚をどうするかという議論を繰り返す内容なのですが、結局はドナドナでした。
    結果はブログに書かれた名物教師と同じですよね。子供達に、命あるものを食しているという事を教えているのは分かりますが、豚=食べ物として教えていますよね?豚に生まれてきたからには食べられるのが運命ではないと思います。豚は人間の配下に生まれてきた以上、殺されて食べられてしまう。逃げ場が無いのが気の毒すぎます。そもそも日本人は豚は食べなかったのですが、アメリカが日本に8頭の豚を持ち込んで養豚を教えたのが始まりだそうです。目的は先々、家畜の餌を日本ではまかなえないのでアメリカから輸入すると見込んでのこと。ビジネスですね。今は中国です。中国で牛を飼う様に国ぐるみでビジネスを展開。その影響かステーキハウスが増えて、牛乳も子供は必ず飲まなければいけない必須栄養素とされています。人口13億・・・・(汗)

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  4. 『豚のいた教室』とかなんとかそういう題の映画でしたっけ?私は怖くて見てないのですが、結局殺すのは業者におまかせだったんでしょ?どうせやるなら自分たちの手を汚せばいいのに。子供達の目の前で、子供達の手で殺せばいいのに。きれいところだけ見せて大満足っておかしいですね。それならなにもしないと一緒。いや、自己満足に浸っている方がひどいかも。

    相手の思い通りにコントロールされ続けてきたことに気づかないといけないですね。ビジネスと言って、やっていることは動物虐待、不健康人間量産。

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  5. そうです。その映画です。
    私も同じ意見です。子供達に最期を見せるべき。
    中途半端ですよね。
    私は最後は豚さんが終生、学校で飼われるのを期待してました。
    動物愛護の映画ではなく、肉食促進映画ですね。あれは。
    そうそう、お金の為には鬼になる人がいる。お肉を食べて美味しいから止められなくて「いただきます」と言えば良いと自分に都合の良い言い訳をして食べ続ける。食べられる為に生まれてきただなんて、とんでもない!
    と毎回熱くなってすみません。

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  6. いえいえ、どうしても熱くなってしまいますよね。
    私も熱くなってむなしくなっての繰り返しです。

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