Thursday, August 4, 2011

日月神示 この世と霊界の最高機密 1


この本には、霊界を探訪した人の記録などが紹介されていて、
その中には動物のこともいろいろ出てきます。
今の私には本当に霊界が存在するのかどうかさえわからないのですが、
やはり動物に関する話は興味深かったのでご紹介したいと思います。

 ○ 霊界では何人も動物を殺したり、食ったりしない

 霊界には、もちろん現界同様、あるいはそれ以上に、多種類の動物が棲息している。
 中有界あたりだと、動物たちはまだやはり現界における動物らしさを備えているようだ。
 スカルソープ氏(注:戦前から戦後にかけて生きた霊能者で、体外離脱を通じて霊界を
探訪してきた様を邦題『私の霊界紀行』という本にまとめている。)によれば、肉食動物は、
霊の世界へ来ても落ち着くべきところにすぐに落ち着かない。獲物を狙う本能はすぐには消え
ないからで、獲物を捕らえてもムダであることを繰り返し思い知らせれるうちに徐々に消えて
いくという。 
 明らかに自然の摂理は、“食う側”よりも“食われる側”に味方しているようだ、と同氏は述べている。
 次に挙げるのは、彼が中有界の中層から上層部あたりで見た光景である。

 「あるとき一頭の牛が仔牛をつれて歩いているのを見かけた。仔牛が極端に小さいので私
はその母牛のお腹にいる間に母牛が殺されたものと直感した。そこへ一匹の犬が近づいて
くると、仔牛が逃げ出し、犬が追いかけ始めた。ところが犬は、足が速いはずのグレイハウ
ンドなのに、仔牛の方がどんどん引き離していった。霊の世界では地上的な“機能”よりも
逃げようとする“意思”の方が霊的な力をよりいっそう強く引き出すからである。結局仔牛は
大まわりして母牛のところへ戻ってきた。私がその仔牛を抱き上げると、満足そうな顔で
おとなしく抱かれていた。私の同情心を感じ取って、大丈夫、という安心感をもったらしい。
(中略)
(霊界の)友人の家の庭にはウサギがたくさんいて、私の足のまわりで遊ぶので、踏みつけ
ないように気をつけなければならないほどだったが、同じ庭に小さなクマもいたので、
私はウサギは大丈夫なのかなと心配だったが、みんな愉快そうに戯れていた。(中略)
 私は犬を飼ったことがないが、霊界で印象深い体験をしたことがある。あるとき土手に
座っているところへ、やや大きめの犬がやって来て私のすぐそばに座った。その身体に手を
置いたとたん、人間に近い情愛と親しみが伝わってきた。芝生にしゃがんでウサギと戯れて
いた時にも、可愛がってほしがる情愛に圧倒されたことがある」(『私の霊界紀行』)

(つづく)

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