Tuesday, August 9, 2011

日月神示 この世と霊界の最高機密 2


 ○ 霊界では何人も動物を殺したり、食ったりしない

(つづき)

 また、ワード氏の叔父のL氏も、霊界の動物について語っている。左の会話は、一九一四年
六月一日、ワード氏が体外離脱で霊界に赴き、L氏と会った際の記録である。

 「ワード『今日は動物のことについて伺いたいと存じます。一体鳥などは生前ただ餌を
      あさることを仕事にしていますが、霊界へ来てからは何をしているのです?
      仕事がなくて困るだろうと思いますが・・・・・』
  叔父 『さァ、たいていの動物は、幽界(中間界)にいるときにはしきりにまだ餌を
      あさっている。が、しまいには少しずつ呆れてくるようじゃ。いくら食っても
      すべてが影みたいなもので、おいしくも何ともない。また別に食う必要もない。
      この理屈がわかって来ると、たいていの動物は霊界の方へ移って来る。ただ
      どうも、肉食動物の方はいつまでたってもこの道理がさっぱりのみ込めない
      ようじゃ。そして永久に捕らえることの出来ぬウサギやシカの後を追いかけ
      ながら、いつまでも幽界に居残る』
  ワード『人間の中にも捕らえることの出来ない動物を捕まえようとする狩猟狂がおりは
      しませんか?』
  叔父 『そりゃァ、おります。しかしこいつもまたしまいにはバカバカしくなってや
      めてしまうらしい。もっとも生前猟師であった者は、幽界へ来るとあべこべに
      動物から追いかけられる』
  ワード『それはまた、どういう訳です?』
  叔父 『幽界での第一の武器は意志より外にない。動物を撃退するのにも意志の力で
      撃退するのじゃ。ところが猟師などというものは、ただ武器にばかり頼る癖が
      ついている。鉄砲を持たない猟師ほど、動物と出くわしたときに意気地のない
      ものはない。ところがあいにく幽界では、猟師は生前自分が殺した動物と、
      きっと出くわす仕掛けに出来上がっている。(中略)
       どうも動物は地上にいた時よりも霊界に来てからの方がよほど人間に懐いて
      くるようじゃ。とにかく解りがずっとよくなって、物質上の娯楽の不足をさ
      ほどに感じなくなる』」(『死後の世界』)

 (つづく)

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