Thursday, August 25, 2011

まだ、肉を食べているのですか?


肉食の問題点についてとてもわかりやすくまとめられているサイトがありましたのでご紹介します。
『フツーの人が書いた黙示録 〈肉食編〉』
以下はその中からのほんの一部を抜粋。
    

フツーの人が書いた黙示録 〈 肉食編 〉

 食べるべきか、食べざるべきか、それが問題‥‥
縄 文人 (なわ・ふみひと)

 動物は人間の食べ物として準備されたのか(143ページ)

 「他者の幸せを願う」と言いましたが、他者とは人間だけに限っているわけではありません。最近では犬や猫などのペットを飼う人が増えていますが、自分が飼っているペットはまるで自分の分身のように大事にします。巣立っていった子供の代わりに、たっぷり愛情を注ぎ、そのペットが怪我でもしようものなら、大変心を痛めることでしょう。
  しかし、ペットとはいえなくても、私たちの食卓にハンバーグや肉だんごという形で出されてくるお肉の原料となっているのは、同じ地球に住む牛や豚などの生き物であることは頭に浮かびません。その牛や豚たちがどのような(悲惨な)飼われ方をして、どのような(残酷な)方法で殺され、処理されているのかは知る必要はないと思っているのです。
  だから、たとえば子供がそのハンバーグを食べ残しても、そこに牛の命が犠牲になっていることを教える親は少なくなりました。というより、親である大人自身がそのような感覚を持てなくなっているのです。


パッケージに隠されたもの
    『まだ、肉をたべているのですか』 ハワード・F・ライアンほか著 三交社

  我々が“犬歯”と呼ぶ歯は、使い慣れてきた名前にすぎない。名前は同じでも、犬や虎の歯は、長く、鋭く、槍のように尖っている。あなたの“犬歯”を試してみるといい。 ヘラ鹿の生肉にかぶりつくことをお勧めする。私は、ほかの多くの人が挑戦するので、やってみた。しかし、文字どおり歯がたたない。うまく食いちぎれた者は一人もいなかった。
  我々人間には血の欲求があるだろうか。バラバラに解体しているシーンを想像してほしい。そして、その温かい血を唇をつけてすする‥‥。さて、気に入りましたか?
  人々は、きれいにパッケージされた肉に見事に欺かれるのだ。なぜなら、肉を食べるということの現実を我々が知ったら、ほとんどの人々は嫌悪感に陥るだろう。


 
日本にも当然、レンダリング・プラントはある
             『早く肉をやめないか?』船瀬俊介 著 三五館

  日本にも同様のレンダリング・プラントはある。“動物愛護センター”とか“動物指導センター”などと呼ばれているのが、それだ。しかし、この名称は、まさにブラックユーモアではないか。入り口に花壇などが飾られ、中でどんな工程が行なわれているかは知るよしもない。しかし、この施設名は、実態を隠蔽したいという狙いが、逆に見え見えではないか。
  野犬、野良猫などはここに送り込まれ、殺され、ミンチに刻まれ、さまざまな“製品”となって出荷される。それは「医薬品」「ゼラチン」「化粧品」さらに「ドリンク剤原料」「食品原料」‥‥などである。野良猫、野良犬たちの霊を弔いながら、いただくべきであろう。
  このレンダリング・プラントのお得意さまが、「飼料会社」「ペットフード業界」である。牛や豚の死骸は、プラントで刻まれ、乾燥され、また「家畜飼料」や「ペットフード」に混ぜられて出荷され、市場に流通していく。
  つまり家畜が、死んだ家畜を食う。ペットが、死んだペットを食う‥‥。
  実に無駄のないシステムが、完結していたのである。

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